先輩らしくしたいだけ。


「ほんと珍しいね。小春がやらかすなんて」


休み時間になると夏美がそう言って話しかけてきた。



「本当よね。なんかあったとしか思えないけど、あんなにボーとするなんて。」



真希も私の席までやってきてさっきのことに少々びっくりしているみたいだ。



「うん。自分でも呆れるよ。アレくらいのことで動揺して…」


自分で言ってしまったと思った。


夏美と真希を見ると案の定目を光らせていた。



「なになに!?アレくらいって!?
もしかして男関係とか?」


興奮気味に夏美が聞いてくる。



男関係って、確かに泉くんは男だけど、それは違うって言うか。



私がなんと言おうか困っていると



「もしかして泉くんとなんかあった?」



と真希が聞いてきた。



す、鋭い。さすが真希ね。



私が何も言わずにいると図星ねと真希に言われてしまった。



確かにそうだけど!でもそう言われるとすごく恥ずかしくなる。




「え!泉くんってこの前教室来てたばりばりイケメンの子じゃん!それはすごいよ!で、何があったの!?」