「私はただ1年生を勧誘しにきただけ!昨日はあと1人入ればいいって思ってたけどやっぱり人数多い方が楽しいし。」
「でも、勧誘なら清野先輩と一緒にきたらよかったんじゃないですか?」
「真希は野球部のミーティングがあるんだって。だから私だけでも勧誘頑張らなきゃ。」
私が張り切ってると泉くんは深いため息をついた。
「な、なによ!私が勧誘したところで誰も入らないって思ってるんでしょ!私だって本気出せば…」
「はぁ、ほんと先輩はわかってない。今も目立ってる状態なのにきっと1年の教室でも入って勧誘しようとしてるんでしょ?」
またため息つかれた!
っていうかそんなに目立った格好とか私してないんだけど!
泉くんにはやっぱり先輩に思われてない気がするー!
「そうだよ!1年生に入ってもらうにはそれくらいしなきゃ。それのなにがダメなの?」
「先輩こっち来て。」
すると泉くんは急に私の手を引っ張ってどこかへ向かっていく。
え、え、これどういうこと??
私は混乱しながらも泉くんの大きな歩幅についていくのが精一杯だった。
きっといまの私の顔はゆでだこのようになっているだろうな…。
