先輩らしくしたいだけ。



もう耐えきれない!!




そう思った時





「やっほー。マネージャーの仕事早めに終わったんだけど…。」




教室のドアを開け救世主のように真希が入ってきた。





すると泉くんはぱっと手を離し、すぐににっこりとした笑みを浮かべる。





「初めまして。泉勇斗です。今日から入部しました。」




なんという爽やかさ…。さっきまでの意地悪な泉くんはどこへやら。




私は赤くなっているであろう顔をあわてて手で仰いで冷ます。




「あー!昨日教室来てくれた子ね!ほんとありがとね。入ってくれて。」






「いえいえ。さっきも先輩に色んなことを教えてもらっていたんです。ほんとに入ってよかったです。」




泉くんはこっちを見てニヤリと笑った。





っていうかそんな色々なんて教えてないし…!






「へー、小春もちゃんと先輩してんのね。なんかちょっと笑っちゃう。」





「いや、なんでよ。私だってこれくらいできるよ。」