先輩らしくしたいだけ。



なっ!た、確かに泉くんは恋愛経験豊富そうだけど。




恋愛について教わるなんて私にはとてもじゃないけどできない。





「そ、そんなの無理だよ!泉くんはそーゆーの慣れてそうだけど私は違うの!だから悪いけど…」





「慣れてないからこそ恋愛小説が書けないんですよ。慣れたらパッとアイデアが思いつくと思うし。慣れましょう!恋愛に。」






泉くんが私の言葉を遮っていう。






うぅ、何という圧なんだろう。






言い返したいけどその通り過ぎて言い返せない。







「わ、わかったよ。で、でも試しにだからね!
変化なかったらすぐやめるから!」





言い返す言葉が見つからず、しぶしぶ泉くんの考えに了承した。







「では、早速始めますか。」






不敵な笑みを浮かべて泉くんがいう。






な、なにをするの!?





全然予想のつかない私はビクビクしながら泉くんを見た。






すると泉くんは私の前に手を差し出した。






「泉くんごめん。
今お菓子持ってなくて。」






きっとお菓子を要求しているんだろうけど今の私は持っていない。








「は?なに言ってるんですか。
手ですよ。手を繋ぐんですよ。」