蒼くて、紅い… 甘くて、苦い…


「こんばんは
オレまでスミマセン
お願いします」



「いや‥
紅のこと…ありがとう」



「いえ…」



藤本くんと瞬が話してる


不思議な感覚


ふたりを合わせる時
少し緊張したけど
ふたりの様子を見て安心した



藤本くんと私が並んで座って
瞬が順番に教えてくれた



瞬が言ったことを藤本くんはすぐに理解した


「じゃ次、紅…
早速ここ間違ってる!
ホントにお前ら、同じ高校なの?」


消しゴム…消しゴム…



「はい‥」


藤本くんが消しゴムを貸してくれた



「あ、ありがと‥」


慌てて手を伸ばしたら
藤本くんの手を握ってしまった



「あ、ごめん…」



私の慌てぶりに藤本くんが笑った



「次、こっちの問題やって」


瞬が藤本くんに応用問題を出した



「ハイ、先生」



久しぶりに
家庭教師の瞬が見れて私は嬉しかった



勉強を教えている瞬は
楽しそうだった



それから
やっぱり、かっこよかった