蒼くて、紅い… 甘くて、苦い…


午前中はバイトだったから
終わるころ、瞬が迎えに来てくれた


「おつかれさま」


瞬は、なんとなく正装をしていた




「緊張する…」

瞬が玄関の前で言った



「ただいまー」

リビングのドアを開けると
鍋のいい匂いがした



「おじゃまします」



「瞬くん、久しぶり…
今、みんな呼んでくるから
座って待ってて」

ママが言った