蒼くて、紅い… 甘くて、苦い…


いくつかショップを見て
カフェでひと休みした



「気に入ったのあった?」

アイスコーヒーをかき混ぜながら
先生が言った



「…さっきつけてみたのが好きかな‥
でも、ホントに?ホントに買うの?」



「買うよ
…もしかして婚約破棄?」

先生がそう言って笑った



そういうわけじゃないけど…

どれも高価で
私が今までに使ったことのないような金額だった



「じゃ、さっきのにしよっか…
紅が好きそうだった

けど、さっきも言ったけど
婚約指輪の前の指輪だからね
重く考えなくていいけど
軽くも考えてほしくない

あとさ、先生って呼ぶの辞めろ
店員さん不思議そうに見てたじゃん!」



あ、そっか…

なんか、また先生って呼んでしまう



瞬て、あらためて呼ぶの恥ずかしいな…