蒼くて、紅い… 甘くて、苦い…


先生が足を止めたお店は
ジュエリーショップだった


「紅、どんなのがいい?」






「指輪お探しですか?
プレゼントですか?」

店員さんが笑顔で言った



「婚約指輪です
いや…その前の指輪です」

先生が言った


店員さんが微笑ましく私を見た



私は先生の顔を見た



「サイズお測りしますね」

私は店員さんに言われて左手を出した



昨日の今日で実感なかった

ホントなんだ…



キラキラした指輪をはめてみると
なんだか大人になった気分になった



先生、私、ホントに結婚できるの?

先生のお嫁さんになれるの?