恋を知らなかった私の初恋

他にいい答え方があったのかは分からない。
私はりくと先輩のことが好きということでもない。でも私は失敗した、そう感じたのだ。

それから私はいつもりくと先輩のことを
見るようになり、好きになったのだと思う。

でも好きというのがどういう事なのか、
わからなかった。
ただ、会えるのが嬉しくて、
目も合わせられない。
他の女子と喋ると苦しくて、
学校に来なくても胸が苦しくなる。

いつしかそれを「恋」
と呼ぶのだと知った。

1年がたち、ゆりかは中2、りくと先輩は中3になった。

10月。地域主催の花火大会が行われた。
その日、ゆりかはりくと先輩に告ることを
決意した。
もう自分の気持ちが止められなくなっていた。