恋を知らなかった私の初恋

その人は1年生の時に委員会で知った。
名前はりくと。
1個うえの中学校2年生で、クラスでも中心となっているような明るい人だ。

初めは年上が怖くて
顔を見ることも出来なかった。
毎週月曜日の朝の委員会の時間のこと。
みんなまだ学校に来ていなく、
その人と2人になってしまったのだ。
私も気まずくて、下を向いたまま
担当の先生を探しに行った。
りくと先輩が職員室を覗き込んだので、
私は恐る恐る「先生いますか?」
と聞いてみた。
すると「いない。」ちゃんと答えてくれた。
私の消え入りそうな声に反応してくれた。
聞こえなくて無視されるとばかり
思っていた私は嬉しかった。
その頃から私は意識し始め、委員会でも私のまま過ごせるようになったのだと思う。