さすが有名な中学校なだけあると思った。

毎日必死に勉強してやっと入ることの
できたその学校は、
いくら優秀な時雨でも授業に
ついていくのが必死で、
美樹に会いにいく時間さえも、
そのうち塾やなんかで潰された。

時雨の時間は勉強に支配されているようだった。


けれど時雨は、
いくら美樹に会いたくても、
勉強机に置いてある
幼い頃の美樹と時雨が写った写真を眺めれば、
また勉強に励むことができた。