「お、やっと出てきたか」


その時、野太いガラガラ声が


聞こえた。


声のした方には、ボサボサ頭の


40代くらいの男と


それを囲んで数人の


ガラの悪い男たちがいた。


「俺たちが誰かって?


そこまで聞かれたら


答えるしかねぇな。


オレたちは


カリフ・ラワー団!!


かの有名なカリブの海賊


カリフレット・ラワーの


子孫のはとこっていうのは


オレのことさ。」



カリフ・ラワー?


ふざけた名前だ。


ネクは怒りを感じた。



「なぜ、研究所を・・・!!」


ネクは男を睨んだ。