「ミャン ・・・君の方が 気分がよくないみたいだよ」 どうかした? とミャンの前髪をすくってやる。 その時、ばっとネクの手を 振り払うミャン。 二人の間に気まずい空気が流れる。 「・・・見た・・・?」 ミャンの目が揺れる。 相当動揺をしているようだった。 ネクはそのミャンの額にかかれた “B” のイレズミを見たことがあった。 ・・・10年前のあのトキ・・・ ―――――――――――