そこには父と母と 所長の姿があった。 「なぜ? 僕の父さんと母さんは所長の 知り合いだったのか・・・?」 「ネク・・・ 顔色が優れないわよ・・・」 ミャンがネクの肩に手を置き そっとうかがう。 ネクにはミャンの顔の方が 優れていないように見えた。 何か助けを求めるような、 何か心の奥に重たいものを 抱え苦しんでいるような・・・。 ―――――――――――