高野とお互いに都合を合わせて一泊の旅行に行く事にした。


一応アリバイ作りの為に友達に協力してもらい、女友達との旅行という名目にした。


私がどこかへ行くのはいい顔をしない旦那だったが、すんなりと事が運んだ。



高野は、出張という事で出てきた。


予約した宿は、情緒ある温泉だ。

人目を忍んでいつも会っていたので、今は開放的だ。


「高野さん、今日はありがとう。すごく嬉しい」

私は気分が良かった。

「真樹の喜ぶ顔が見れて、俺も嬉しいよ」

はにかんだ顔で言う。

私は側により、自分からキスする。

中居さんが出ていくのを今か今かと待ちわびていたのだ。


「高野さんに早くこうしたかったの」


「分かってたよ」


「やっぱり?」

私の手は高野のズボンに伸びていた。


固くなってる。


「真樹、いやらしい」
高野はそう言って私の髪を撫でて首筋に唇を当てた。


私の手は高野のベルトを外し、パンツの中に入っていた。


「ああ、真樹」

高野のせつない声に私は煽られるように手と口で愛撫する。


高野の優しい手は私の頭を撫でる。



こうされてるのが、好きだ。