「お願い、ここで、して」

私は哀願するように言った。


「じゃあ、後ろに行く?」


高野の車はワンボックスだ。

たまたま今日は駐車している車は殆んど無かった。


私達は後ろへ移動して、またキスをする。

高野はシャツをはだけた私の乳首を舌で転がす。


私は高野の頭を抱き締め、吐息をもらす。


本当に気持いい。


右手が私のスカートのファスナーを下ろし、ストッキングを脱がそうとする。


「これを脱がすのは苦手だな」

少し笑って高野は言った。


「破れてもいいの、破いて」


私の言葉に反応したように高野の両手に力が入った。


簡単にストッキングは破れ、クモの巣の様な模様を描く。


高野は切なそうな顔をして高い音をたてて、また破いた。


そんな高野を見ながら、私は興奮した。


高野のネクタイを取り、ワイシャツを脱がす。

高野は私のパンティを剥ぎとるように脱がすと、私の敏感な所を触り始めた。


もう、完全に濡れていた私は声を出すのを止める事はできなかった。


それはきっと、滴っていたに違いない。