私の体がイエスを言ったのだ。 ホテルに入ってセックスしても、何故だか私は感じなかった。 ホテルに入る前までは、反応していたのに。 最中に、頭の中にちらちらと高野が浮かんだ。 事を終えてから、ほんの少しの罪悪感。 胸が痛い。 「真樹さんて、なんかたまに寂しそうな表情するよね」 シャワーを終えてトモは煙草を吸いながら言った。