高野とは今まで通りに会っていた。
デートの内容は食事をして、ホテルへ行く。
高野は、いつもイカせてくれる。
私の好きな体位で、好きなやり方で。
こうしたら私が達するであろう事を知っているのだ。
だから、その時の高野の表情は少し満足げだ…、というより私がイクのが当然のようにしてそれを待っている表情。
私はピルを飲んでいる。
前に高野とセックスしている時に興奮していた為に思わず、
「中に出していいよ」
と言った事がある。
高野は躊躇していたが、私があまりにも言うので、
「大丈夫なの?」
と何度か聞きながらも、出した。
後でピルを飲んでいる事を伝えた。
それを聞いてから高野は安心したのか、何度目かに、
「中でいっていい?」
とも聞かずに出された事があった。
それが何回か続くと、当たり前のように勝手に出す高野に、少しげんなりした。
なんだか、高野の性欲の処理をしている気がした。