(翔side)
目を閉じた紗羅は想像以上に軽かった...いや、軽すぎる。
体調不良か、ストレスか...どっちにしろ大変だ。

ーコンコン。

ドアをノックすると中から養護の女の先生が出てきた。
事情を説明すると『ベッドに寝かせてたら、少しの間ここで待ってて』と言って、職員室に行った。
すれ違い際に『好きなんだね』と言われた。
振り返った時にはもうそこには居なかった。
気のせいじゃなかったら語尾に『?』が付いていなかった。
言われた通り少し待っていると何やら薬らしきものを持って、戻ってきた。
あとは任せろという風に頷いてきたので教室に向かった。

ヤバ、寝顔可愛すぎだろ。
(翔end)