紗「じゃあ、お願いしようかな」
直「はい、じゃあ乗って」

あぁ。なんか恥ずかしいな...おんぶって。
まぁ、この時間帯は皆寮にいるから学校で誰かに見られる事はないからいっか。

直「...えっ?乗った?お前軽すぎ、ちゃんと食えよ」
紗「ごめん...てか直兄が力持ちなだけでしょ」
直「紗羅」
紗「分かったよ」

私は歩く直兄に番号を教えた。
多分美希が居ると思う...もしかしたら騒ぐかも。
そんなことを考えているともう部屋の前だった。

ーコンコン。

紗「美希ー、開けて」
美「んー。今開けるよー」

ーガチャ。