「きみは、どんな子供だったの?教えてくれないか?」


いつもの二人の普通の会話だった。


「私は男の子みたいな子だったんだよ!

女の子と おままごと や お人形さんごっこ をするよりも男の子と外を走り回ってた方が多かったんだよ…

いつも真っ黒になって遊んでたなぁ…」


少し遠い目をして微かに微笑んで私は答えた。


「じゃあ…
きみの幼い頃の幸せだった時の思い出を聞かせてくれないか?

きみの事を もっと知りたくて…」


貴方の他愛のない質問に私は戸惑ってしまって何にも答えられなかった。