ありったけの恋心をキミに

「なんかそっけない」


就寝前の暗い部屋で、布団の中に入る私の顔はスマホからの光に照らされていた。

ここ数日の佐藤くんとのメッセージを眺めている。

……今日は4通で終わっちゃった。

日に日に少なくなるメッセージの数。返された言葉もよそよそしいものばかり。

学校で話しかけた時もそんな感じだったな。

無視はされないけれど、目は合わせてもらえず、図書館へ誘っても『用事がある』と断られてしまった。


「私、なにかしたかなぁ……」


様子がおかしくなったのはいつから?

時間をさかのぼって考えてみると、思い当たるのはあの時のメッセージ。


【風呂】


これが届く前、少し間があったよね。

ひとつ前に届いたメッセージと比べてみても、佐藤くんのテンションは明らかに違う。

学校でよそよそしさを感じ始めたのも、このメッセージが届いてからだった。

トーク履歴を遡さかのぼり、変なことを送ってはいないか確認する。でも、困らせたり、機嫌を損ねたりしてしまうようなものは見つからない。