この星空の下で


*******


「……ハァ、ハァ。疲れたー!!」


「洸希、うるさい。黙って歩け。」



林間学習当日。
山を登り始めて30分。



「詩織?大丈夫?」

「うん…。なんとか…」


日菜が心配そうに聞いてくるけど、正直運動不足の私にはキツい山登り。




佐藤くんも私と同じみたいで、今にも止まりそうなくらい疲れた顔している。


山登りがこんなにキツいなんて…。山を登る前のワクワクしてた自分に言ってやりたい。





「池田?ほんとに大丈夫か?」



「へっ!?あ、大丈夫だよ!全然!」



上野くんまでも心配そうな顔をして、私のところに駆け寄って来てくれた。


私、そんなにヤバい顔してるのかな…





「辛いなら荷物持つから。貸して」




「え!いやいや!全然大丈夫だよ!」



上野くんもきっと大変だろうし、迷惑なんかかけられない!