引越し当日
案の定、詩織は俺たち家族の前で号泣した
「いっちゃやだ…」と、言いながら泣き続ける詩織を前に俺も泣きそうになったのを覚えている
詩織にはこれからも笑ってほしい
俺がそばにいなくても幸せそうにいつも笑ってほしい
俺は詩織の頭に手を乗せてこう言った
「必ずまた詩織に会いにくるから。絶対迎えにいく。それまで待ってて」
でもやっぱり、俺の隣でいつも笑ってほしいから
そう言うと詩織は笑顔になった
この約束は今でも忘れてない
必ず会える。
そう信じて8年の月日が経った高校の入学式
俺たちは再会したんだ
