「新入生、退場」
吹奏楽部の演奏とともに私たち新入生は退場する
教室に戻るとすぐに日菜が私のところに駆け寄ってきた
「ちょっと〜!詩織が新入生代表の挨拶するとか聞いてないよー!」
ぷんぷん!っと擬音語がつきそうな顔で私の頭を撫で回した
わ、わ!髪の毛ぐちゃぐちゃだよ…
「ご、ごめんね?」
私は手櫛で髪の毛を整えながら謝った
「ぜーんぜん怒ってないよ、ふふっ!
でも、すごいじゃん!新入生代表ってことは首席で入学したってことでしょ?」
さっきまでの顔と違って日菜は笑顔でぐちゃぐちゃになった私の髪を綺麗に整えてくれながら言った
「こんなに小動物みたいですごく可愛いのに頭もいいとか完璧すぎるでしょ!これはみんなほっとかないだろうなぁ」
