ピピピ…ピピピ…
アラームの音が部屋中に響き渡る
手探りでベッドの上でモゾモゾと動きながら携帯のアラームをとめる
私は重たい体を無理矢理動かして起きた
「ふぁ〜」
大きなあくびを一つ
んー、眠たい
もう一回寝よっかなぁ
私はもう一度布団をかぶって寝ようとしたがふっと視界の端にあるものを見つけた
そちらの方を見てみるとしわひとつない新品の制服が綺麗に飾られていた
冴えない頭でぼぅっと制服を見つめる
綺麗な制服だなぁ、早く着たい……
って、んんん?
あれ?今日って確か…
あああ!!!
今日高校の入学式じゃん!!!
ぼぅっとしていた頭が一気に覚醒した
春休みと同じ時間にアラームを設定していたため急いで家を出なければ間に合わない
やばい!やばい!!