「はぁはぁはぁ……。」
私は早川実葵。本来なら高校3年の17歳。
けど、事情が会って高校には通えていない。

「いたぞー!!」
「ツッ……!!」
もうお分かりだよね?そう私は今、借金取りに追われている。
借金って言っても、親がしたもので私がしたものではない。
そんな事はいいけど、追いつかれそうだからちょっと黙るね。

そんなこんなで走り続けた。
角を曲がると誰かにぶつかってしまった。

「すみません!大丈夫ですか!?」
「ええ。大丈夫です。ところで、何をそんなに急いで……。」
「はぁはぁ、やっと追いついたぞ……。とっとと金払えよ!」
「なるほど、そういう事か。……いくらだ。」
「あ?」
「借金の金額はいくらだ。」
「1000万」
「分かった。どこの銀行に振り込めばいい?明日の夜までにはそこに振り込んどくから教えろ。」
「えっと、〇✕銀行だ。」
「分かった。振り込んどく。しかし、もう二度とこの子に近づくな。」
「分かったよ。」

そんなこんなで、男は去っていった。