「いつも走り回ってるよな菅原」
「そ、そんなことないよ!酷いイメージだな」
「こどもっぽい。」
ガーーーン…
思わずスキップしていた足を止める。
よく言われるよ、よく言われるんだけど…!
尚くんはあのフェロモンを奏でる女(1話参照)と濃厚なキッスをするような人。
こどもっぽい奴なんて、相手にならないんじゃ…?
そういや前にも、ちんちくりんって言われたよね。
だから私はダメ、とかって。
ガーンガーンガーン…
尚くんの一言で、私は夢から叩き起こされた。
立ち止まる私に気が付いた尚くんも、足を止める。
───────すると。
