「あ、尚くん!タピオカあるよー!」
「ここまできてタピオカ(笑)」
楽しい場所、隣には大好きな人。
ここは夢ですか…?
「次あれ乗ろう、あの回るやつ!」
「さっき似たようなの乗ったじゃん」
嫌そうな顔をしながらも、尚くんは色んなものに目を輝かせる私についてきてくれた。
開園時間から3時間、いつの間にか昼食を食べるくらいの時間になっている。
「なんかさっきタピオカ飲んだからあんまりお腹減ってないわ」
「うそ!私めっちゃ減ったよ!?」
「はしゃぎ過ぎなんだって。」
「だってめっっっちゃ、楽しいもん!」
スキップしている私に、尚くんは眉を下げて笑った。
