「ってかさ、」
私が頬の火照り落ち着かせていると、尚くんが口を開いた。
視線がばっちり絡まると、尚くんの目が少し、あの日のように艶っぽく見えて。
ドキリと心臓が反応する。
「まだ全然ドキドキしてないけどこれから何してくれるわけ?」
「えっ、と…」
私は反射的に目を逸らした。
あんなに意気込んでおいて、恋愛映画を見て恋愛の良さを伝えよう、なんて安易な考えしかしていないなんて、言えない…!
しかもこの先は何の予定もないなんて言って、解散ってなるのは、寂しい。
…どうしよう。
私が心の中で葛藤していると。
「なんもないならさ」
「や、その」
「こっちきて。」
「えっ」
