……!?!?
思わず出そうになった声を両手で押さえ込んだ。
ま…また!男女の声がするんですけど!?
こういうことっていつも色んなところで行われてんのー!?!?
口を手で覆ったままで挙動不審な私の耳に入ってくる会話は、止まることを知らない。
「ちゃんと言ってくれなきゃわかんないよ?」
「……続き、してほしくて」
どどどどどどうしよう!?引き返す!?
そ、そうだ、せめて、ばばば絆創膏……
眼球が落ちてしまいそうなくらい限界まで目を見開いて、それがあるであろう場所を必死に見回すけれど。
……………ない、ないっっ!!!!!
も、もういらない!早く逃げないと!!!
