出来る限りの全力疾走。
こんなんだから子どもっぽいとか言われるんだろうけど。
今すぐ話がしたい…!
ようやくその後ろ姿に追いつくと、後ろから腕を掴んだ。
「尚くん…!」
「え…菅原。」
振り向いた尚くんは少し目を見開いたかと思うと、気まずそうな表情をして前を向く。
そんな尚くんにさえ、私の心臓はドキドキとさっきよりはやくなる。
「あの、私、尚くんに話があって」
「…何?」
素っ気ない返事。
だけどこんなところで折れるほど私はヤワじゃない。
今まで何回遊びに誘って、何回断られたと思う?
「屋上行こっ」
