先生は溺愛ダンナさま  旅行編

「ありがとう。ミナちゃんは最近どうなの?」


「もう、理人くんたらそれを聞くわけ?私は相変わらず1人です」


フフッと上品に笑うしぐさは、男性が好ましく思う雰囲気を醸していた。理人さんも彼女に会えて嬉しそう。


なんだろう、とても穏やかに話す2人はとても波長が合っていて仲が良さそうなんて一言では足りない気がした。


そのくらい親しげで、周りの人達も入れないような壁が一瞬で作られたような気がする。


「ねえねえ、桜木くんの奥さん」


私はさっきの派手めな女性に手招きされたので、少しだけ彼と離れたところへ歩いていく。


「あ、はい」