先輩と、一時間。

「里歌がカツアゲされたアイツら、常習犯なんだよな。
いっつも他校の弱そうなやつ、主に女子を見つけてはカツアゲしてる」

「常習犯……
じゃあなんで退学とかにならないんですか?」

「アイツらの親が、なんか学校の理事長と繋がってる?らしくて……
結局毎回、処分されないんだ」


身近にそんな漫画みたいな話があるのだと、少し驚いた。

でもなんで、私にその事を言ってくれなかったの……



「里歌に言わなかったのは……



俺が、悪いやつだって思われたくなかったから」

そう言った先輩は苦笑した。