先輩と、一時間。




「ちなみにさ、里歌ちゃんは彼氏いるの?」

「い、いるよ」


キャーッと叫びながら、サラちゃんが飛び回る。


「ねえねえ!どんな人?」

「年上なんだけど優しくて、カッコいいよ。
ちょっとドSなところはあるけど、私には勿体無いくらい」


そう言うと、サラちゃんは「ベタ惚れかよー」と私のお腹をつついた。




そうなんだよ。私はベタ惚れなんだよ。
だけど、先輩はどうなの………………

そんな私の胸の内なんて知らずに、サラちゃんはニコニコしていた。