#琉菜side# 「……おはよう。琉菜。」 玄関を開けると、ショウがいた。 私は何だか安心して、ホッと胸を撫で下ろす。 「おはよう!ショウ!」 笑顔で返したあと、ショウの元まで駆け足で駆け寄る。 「じゃ行こっか!」 「うん!!」 私たちは横に並んで学校へと続く道を歩き出した。