嫌いなあいつと屋根の下




つまり、私は…置いていかれた!?



チーン…



た、確かに転校は嫌だけど、少しくらい私に相談してくれてもいいんじゃないかな…?



私は一瞬、この紙をグシャッと握り締めたい気持ちになったが、このメモには私がお世話になる家の地図が書かれているから無闇に汚してはならない…



荷物は全部あっちに送ったって書いてあったから、何も持って行かなくていいよね



私はまた家を出て、鍵を閉めた



しばらくの間、さよなら我がホーム



私は自分の家を背に歩き出した



地図ではあまり遠くないな、隣町だし



私は地図を片手に目的地へと向かった




あった!ここだ…



私は表札を見た瞬間、気分が悪くなった



か…片桐…?



あ、あははははは…



ま、まさかね苗字が同じだけだよ、きっと



あいつの家って確証はどこにもないんだから…



私はそう思いながら、インターホンを鳴らした



ピンポーン