嫌いなあいつと屋根の下




さすがに猿でもわかるか…



「そうよ、それが何か?」



「別に」



あいつは下駄箱から靴を出し、履き替えていた



こいつ、こんな時間まで何をしていた?



そう思っていると、あいつが鞄から折りたたみ傘を出した



ふーん、こういうとこは案外しっかりしてるのね



あいつは傘を開いたら、とっとと帰ると思ったが



何故かあいつはそこに立ったまま、行こうとしない



一瞬、何をしてるのかと思ったら…



「お前、何してる?」



「はっ?」



「早く来いって言ってるんだ」



「誰が行くか!」



血迷ったか、片桐



私は疑うような目で片桐を見た




「お前、このままずっとここにいるつもりか?ちなみに今日は夜中まで大雨」



うっ…