嫌いなあいつと屋根の下




だが、幸い誰にも気付かれずに私たちは校舎を出た



問題はこれから、このまま帰るなんて絶対いや



かと言って、自転車の二人乗りも嫌だ



だけど、片桐は普通に私をおんぶしながら校門を通った



なぬっ!?



このまま帰る気か!?



「降ろせーーーーー!!」



「耳元でギャアギャア騒ぐな」



片桐が迷惑そうに言った



あんたのせいだろう!!



原因=あんた!!



私は最初はかなり抵抗したが、こいつに抵抗するのも馬鹿らしくなって諦めた



「…」



「…」



ずっと沈黙のまま、片桐は歩いて、私は片桐の背中に乗っていた



なんか不思議な気分



嫌いなあいつの背中に乗ってるなんて…



気分が悪くなってくるよ…



「片桐…」



「なんだ?」



「吐きたい…」



「はぁ!?」