でも、嬉しいな…
しばらく、私たちは抱きしめあっていた
「てことで、終わり」
「はっ?」
私はパッと片桐から放れた
「だって、この体制のままじゃ景色が見れないもん。勿体無いじゃん」
片桐は未だに私の行動にまだ吃驚している
そりゃあ、この雰囲気でそんなこと言われたらね…
でも、私はムードとかロマンチックな展開なんてどうでもいい
夢見る少女じゃないの、現実的少女なの
ガラスにくっついている私に諦めたのか、片桐は私の隣に座った
本当は照れ隠しだったり…するかも…だけど…
そんなことばれたら、何されるかわかんないし!!
だから、こうでもしなきゃ駄目なのだ
ゴンドラが地上に着いたので、私たちは降りた
もう一生、観覧車なんて乗らない
私はそう心に誓った

