嫌いなあいつと屋根の下




そろそろ出口か…



と思いながら、音楽室のドアを開けたら




《クスクス、おねぇーちゃんたち遊ぼー》



これが笑い声の正体か



小さな女の子、だけど顔なしがこっちに向かって手を差し伸べていた



グイッ



んっ?



その瞬間、私はもの凄い力に引っ張られた




「…ちょっと、片桐…?」



私たちの横で次々流れていくおばけや幽霊たち



あーぁ、もっと楽しみたかったのに



ついに片桐の我慢の限界で私は今、片桐に引っ張られています



そんなに怖かったのかなー?



私は引っ張られながら、出口にたどり着いてしまった



隣では片桐が息を切らしている



そんなに走るからだよ…



「大丈夫?」



「もう…無理…」



あーぁ、こりゃ痛めすぎたか?