気付いたら、いつのまにか私と片桐は超密着していた




「ていうか、お前、人の気持ち考えたことある?」



「はぁ?!何言って…!!」



いきなり腰に手を回され、吃驚する私



なっ…なっ…



いきなりの事過ぎて、私は思わず固まってしまう




「こんな可愛い事されたら、こっちもどう対応していいのか困るんだけど」



片桐は笑いながら、カードを私の前でチラつかせる



うぅぅ~~…



書くことないからって、大きく『好き』って書いてハートで囲むんじゃなかった…




「俺の気持ち、知りたい?」



ビクッ



片桐ごときでビクつくなんて一生の不覚



少しずつ近づいてくる片桐の顔



私は思わず目を瞑ってしまった…



が!!



「おにぃーちゃん!!お母さんが早くしろって!!」



「あぁ、わかった。お前も早くしろよな」



へっ…?



あっさりと放されてしまった私の体



えっ…?!えっ…?



も、もしかして私遊ばれてた…!?



・・・・・・



か、片桐め~~~~!!!