嫌いなあいつと屋根の下




だからってなんでわざわざ私までついてこなきゃいけないんだし



私、宇川の欲しいものなんて知らないわよ?




「じゃあ、私は帰っていい?」



「何にも買わずに?」



「なんで私まで宇川の誕生日プレゼント買わなきゃいけないんだし」



「宇川君にじゃないよ、片桐君にだよ!!」



はっ…?



片桐に…?



「ど、どういうことかな?由果?」



私はまだプレゼントを選び終えてない由果に聞いた



「知らないの?片桐君ももうすぐ誕生日だよ?」



はっ…、嫌…マジで?



つい挙動不審になってしまう私



だって、今の今まで知らなかったし…今日、初めて知ったよ?



「その様子じゃ、知らないみたいだねー」



うぅ…何も言い返せない…



本当に知らなかったわよ、そんなこと



だって、今まで片桐のこと好きでもなかったし、知る必要なんて一生ないと思ってたのに…