嫌いなあいつと屋根の下




落ち込んでいるしぃに謝ってから、教室を出た



今日は新作のミステリー小説が発売される



本屋に予約までして見たかったんだから、今日はまっすぐにそこに行く



自転車置き場までまっすぐ歩いていたら…



「間口、かわいそー」



・・・・・・・・・



通り過ぎたはずの廊下の角からあいつの声…



無視だ、無視



私は何もなかったようにそのまま歩こうとしたら、いきなり腕を掴まれた



「……何?」



ジトーとした視線であいつを睨む私



放せ、放しやがれと心の中で強く念じながら…




「別に?今日も間口の誘いを断ったんだって?」



なんでそんなことあんたが知ってるのよ!?



いっつも私より早く教室に出るくせに…



しかもなんで毎日毎日、同じ場所から登場するのよ!!