嫌いなあいつと屋根の下




「で、ビックニュースって何?」



上履きに履き替えながら、拗ねた由果に聞いた



その瞬間、由果は待ってましたという顔で私を見た



ちっ、聞かなきゃよかった…



今さら後悔する私



どうせろくな事じゃないってわかってるのに、どうして聞いちゃったかなー?



「実はね、転校生が来るんだ♪」



「こんな季節に?てか、それのどこがビックニュースよ」



片桐と響を先に教室に行かせ、由果は私だけをその場に残した



こいつ…私に一体なんの恨みがあってこんなこと…



「それがね、超イケメンって噂!あの名門私立から転校してくるんだって」



「なにかの間違いじゃない?名門私立って…私なら転校しないでずっとそこにいるけど」



ていうか、私はまったく興味がない



「いいじゃん、別に!!」



なんか異様に由果のテンションが高い



「ねぇ、あんたってさぁ…宇川狙いじゃなかったの?」



「えっ…た、確かにそうだけど…」



「じゃあ、なんで目なんて輝かせてるの?」



絶対なにかある