退院してから数日



私は吃驚するくらい普通だった




何故か片桐とも普通に話せる



いったいなんでなのだろう…?



まだ諦めきれないはずなのに…




「みーこ!」



「…何?」



「本ばっか読んでないで、たまには太陽の下で遊ぼうよー」




図書室にいると、いっつもこうなる



由果が私の事を捜して、外に出したがる



「嫌」



「なんで?」



「いいじゃない、別に」



「みーこ、学校に戻ってきてから昼休みはずっとここにいるよね」



「本が好きだからよ」



…でも、それだけで毎日来るほどでもない…



理由は…あるのかもしれない