それにあのルックスで今まで彼女がいなかったのも可笑しすぎるくらいだしさ




「あーぁ、なんか馬鹿馬鹿しくなってきた」



「みーこ…」



「由果、今日さ退院祝いでなんか奢ってよ」



いつまでもクヨクヨしてるのは私らしくない



急には忘れられないけど、少しずつ思い出にしていけばいいのよ



そしたら、きっとまたもとの関係に戻れるし



「もちろんだよ、何がいい?」



「じゃあ、駅前のカフェのストロベリーデラックス三段パフェ」



「えっ…あれ超高いのに!!私、お金ないよぉーー!!」



「知らない」



「そんなぁー、みーこ!!」



由果を見ていると、少しだけ心が晴れてくる




少しだけ感謝するよ




「じゃあ、早く荷物片付けて行っちゃおうっか!」



「あぁ…」





でも、まだやっぱり諦められる自信がない…