じゃあ、私が倒れたのは水曜日…
その日から、あいつずっと学校サボってるの?
「さっきもね、すっごくみーこのこと心配してたんだよ…って、みーこ!?」
由果が驚くのも無理がない
私はいつのまにか溢れんばかりの涙を流していた
片桐の優しさ…
何も変わってなんかなかった…
私が…私が片桐から避けていたんだ…
さっきの夢は…さっきの『私』は…
私の本当の気持ちだったんだ
忘れる、最初っからなかったことにする
それが一番楽なことだって誰にでもわかる…
でも、忘れるなんて出来ないよ…
どんなことがあっても好き…
なにがあっても好き…
もう私の気持ちは誰にも止められなかった