嫌いなあいつと屋根の下




「じゃっ、発表させていただきます」



「って、あぁ!!」



男が私の手から紙を奪い取った



ちょっ…



逃げる用意なんてしてない…




『それでは、木村が指令された借り物は………』



止まった司会者



今のうちに逃げなきゃ



私は誰にも気付かれないようにソロソロ~とその場から逃げようとしたが…




『なんと、『好きな異性』!』



な、なんでこのタイミングで言うかな…



周りから驚きの声



や、やばい…



どうしよう…




「木村…」



ビクッ



一番聞きたくない声が私の名前を呼んだ



「あ…さっきの…「私帰る!!」



私は早くもない足で走った