嫌いなあいつと屋根の下




「早くし…ごふっ」



私は持っていた参考書を片桐翔吾に投げた



見られてなるものか!!



「お前、何す…」



あいつがまた顔をこちらに向けようとしたとき、私はありったけの参考書を奴に投げた



投げて投げた結果、あいつの姿が参考書の山に埋もれた



「ノックもしない奴が悪い!!」



私は参考書の山に向かって叫んで、ドアを思いっきりバンッと閉めた



とにかく見られなかったみたい



あいつに見られたら、一生の不覚!!



私は急いで着替えて、ドアをソーッと開けた



片桐翔吾は参考書の山から消えていた



ほっ、よかった



私は参考書を一応本棚に詰めて、下に降りた



リビングのドアを開けた




「神子ちゃん、どうしたの?随分遅かったじゃない」



「ちょ、ちょっと参考書を読んでいて…」



私はすぐに後ろから凄まじい視線が感じられた